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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2008年 03月 02日

JOURNAL

ミュージシャンを私人として見てはいけない。それは聴くものの想像力のテリトリーに属する。「私」のイメージを聴き手に喚起するのもミュージシャンの力量なのだ。とは言え、それは本来そうあるべき、という話で、実際にはそうもいかない事が多い。演者をよく知っていると、「私」的動機で見に行ったりもする。今日、JG'Sを見に行ったのは、僕の心に、そうした「私」的な誘いかけがあったからだ。ホンキーは良い箱で、アコースティックの音の鳴り方では近在随一だと思う。リラックスを芸として見せる種類のステージだが、箱にもはまっていて、良いライブだったと思う。僕の中で「普段をよく知る」二人ではなくなる瞬間があった。それが彼らの音楽の力なのだ。

by nogioh | 2008-03-02 13:34


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