とてもとても遠方からのレッスン希望者来訪。浅学ゆえ、温泉しかイメージが湧かないような町からだ。神戸の方が一人おられて、その人が保持していた最遠方受講生暫定ベルトが移動した。コツコツとマメにやる凝り性タイプなのだろう、上級者でヴィブラートなどは完成していた。そのあと続けて古い、一番古い人。最近目に見えて多忙になり、自分の時間はほとんど持てていないようだ。しかしハーモニカ、ブルース音楽への情熱は薄れない。素晴らしいことです。
夜、T-men100%のリハ。特別ゲスト氏もちらっとスタジオに現れて、和やかに進む。コットンはパワーと技術のバランスが凄い。そのどちらかの要素も完全に把握してコットンを再現しようとする人は見たことがない。完全になど、僕に出来るはずはないが、パワーと技術と両方意識してますよという気分を伝えたい。そんなんやって何になるの?という声も聞こえる。そういうオリジナル至上主義者には別に聴いてもらわなくてもいいが、せめて一度は自分を疑ってオリジナルの意味を考えて欲しい。与えられた素材を換骨奪胎してリフレッシュする、という意味ではカバーもオリジナルも同じ創造行為だという事を繰り返しておきたい。