友人と夜会うことになった。ところがボクシングを見てからにしてくれという時間変更の連絡を受けて、急遽手持ち無沙汰になる。途中下車して散髪して、まだたっぷり時間があったのでマッサージを受ける。ほっそい、本当に細い女の子が担当で気の毒だった。女の人が中心の職場の中では飛びぬけて力仕事ではないかと想像する。友人と軽く呑んで世間話。誰にも告げず、ひっそりと転職していた。まあ、仕事があっただけ良かったなと思う。
リック・ダンコの、未発表音源集「Crying Heart Blues」をリリースから数年遅れで購入。連日聴いている。僕が音楽をやる上での最も大きなきっかけになった一人。ザ・バンドがなかったらブルースなど続けてこなかったと思う。晩年の来日時、僕が事情で見に行けなくて残念がっていたら、ヘロインを本国から奥さんに送らせて捕まり新聞に載った。なんともロックスターなあの事件(ファンには失礼極まりないですが)も、もう十年以上前です。
ライブ音源での「アンフェイスフル・サーバント」は泣きそうになる。ロビーの書いたザ・バンドの曲の中でも屈指の傑作であり、セカンドアルバムに於けるリックのヴォーカルは名唱と語り継がれている。沈黙を破って鳴り響くポール・バタフィールドのハーモニカはむせび泣きそのもので、これぞウッドストックサウンド!非常に胸を打つ。
6月29日のネガポジ用のポスターのデザインがOさんから送られてきて笑ってしまう。笑ってしまいますよ、みなさん。