夜レッスン。とても寒がりながらの登場。夕方汗ばみながら帰った僕は信じられなかったが、ドアを開けて顔を夜気に晒すと、なるほど、キンと張り詰めていた。
基礎練習を繰り返す。タングブロックの舌の位置や、ハーモニカの角度、裏拍を出すときの舌を当てるタイミング、そもそもの首の角度、などなど。人によっては退屈な反復だろうが、今日の生徒氏は楽しそうにしておられる。
ハーモニカについてのわるだくみ(?海外からハーモニカを買おうという類の話です)で盛り上がる。藤子不二夫A「愛、知りそめし頃」の未読だった巻が届いたので読み耽る。名作「まんが道」の続編です。「まんが道」の迫力は薄れたが、リラックスした味わいは増した。50年昔を振り返るその眼差しにセンチメンタリズムはない。それが格好良い。