鬱陶しいことがあり、むかむかする。夜レッスン。話の面白い人でよく喋ってしまうが、ちゃんとレッスンもやりました。スリム・ハーポのゆったりとしたブルース。キム・ウィルソンがスリム・ハーポを好きなのも判る。(今日もキムのヴァージョンを下敷きにやった)スリム・ハーポははっとするくらいのテクニシャンです。
基本的にずっと寝不足なので電車では座れれば寝てしまうが、むかっ腹が立つ日々には硬めの難しい本が効く。エリアーデを読み返す。「神話と現実」(せりか書房)年をとると昔よりよく判る部分と、逆に若い頃のほうがよく判ったような気がする箇所もある。円熟は喪失の上に成り立つということでしょうか。古い建物の美しさは今とてもよく理解できる、とヘンリー・マックローさんが京都の某寺で言っていたのを思い出す。