大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2006年 11月 27日 ( 1 )


2006年 11月 27日

JOURNAL

何だか大変な風邪が流行っているようで、弱り目に祟り目、いま罹ったら大変なことになるなあ、と思う。ちょっとしたハプニング(あまり良い事ではない)の事後処理で、昼間、思いがけず得をしたみたいな時間が得られた。詳細は記せぬが備忘録として。若者レッスン。パンク趣味の人で、Dr.Feelgoodのちょっと珍しい盤や、Nine Bellow Zeroなんかを聴かせると大きな反応がある。この手のロックにとても強いだるまや氏のいい得意になりそうな趣味だが、いかんせん経済的にとてもシビアな、修行生活の身の上の人である。ロックは強い音楽で、今もザ・バンドなどは僕の生活全体に影響を及ぼし続けているが、朝起きて即座に、ロックを聴けば一日元気でいられたのはあまりに遥かな過去になった。寝起きにロックなど今では想像するだにおぞましい。真夏、クーラーが壊れ、茹だるような軽トラックで、配達の仕事に精出す男がいた。昼、詰所で休憩中に同僚が「こう暑いと体がもたんな」と話しかけた。すると男は、涼しい顔でこう答えたという。「大丈夫、サルサがあるから」...十五年以上昔の話だ。二人の男はどっちも僕の古い友人で、この話を聞いた当時、カーステで聴くサルサがあれば、殺人的な酷暑も何のそのという音楽への傾倒振りに感嘆したものだった。しかし、その感嘆は、底に共感があって、自分に置き換えて空想し得る範囲のものであった。今、その挿話を思い出して感じるのは渇きとノスタルジーだけだ。仕事として携わるようになるにつれて、音楽との関わりは味気なくなって行く。いや、レッスンをちゃんとやるようになったとか、頼まれてライブするとか、そういうこととは関係なく単に年をとったということか。しかも下手なとり方をしたということか。
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by nogioh | 2006-11-27 04:15 | Comments(2)