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2006年 12月 27日 ( 1 )


2006年 12月 27日

JOURNAL

時間見つけて図書館に本を返しに行く。田中小実昌「バスに乗って」は、暑さと寒さの盛りには外国に出かけて、居候生活をするというスタイルを、ほぼ生涯貫いたこの作家の最晩年のエッセー。「どこかに辿りつくなんてことはない。書いて、生きてるけだ」と言う、控えめで、ちょっと酒も入った呟きの格好良さ。色川武大「寄席放浪記」は、浅草を中心に東京の古い芸人の姿が活写されているが、小説とは違い、マニアの秘蔵メモの開陳といった風情。談志との対談が、記憶力較べみたいで迫力がある。しょうがないことだが、上方の芸人にも、この稀有な見巧者が、もっと触れていたら、と思う。
 新たに三冊借りる。ヘミングウェイ「われらの時代に」(読んだが持ってないし忘れた話もあるので)、田中小実昌「海辺でからっぽ」(昔借りたが、今僕の脳が、この作家の周期なので全部読み返したい)、ミシェル・トゥルニエ「夜ふかしのコント」(未読だがこの作家は外さないはずで、タイトルからして面白いに決まっている)。
 夕方散髪屋に行き、かみそりに負けて(下手?)顎から首にかけて血だらけになる。その後介護的(何にもしていなくて楽しんでいるのだが)時間。相棒は腰だが、僕は膝がどうもまずい。今夜も一応走ったが疲労骨折しそうで怖い。この日記に度々登場する、酒処に住まう古い友人は高校時代、ある日突然松葉杖をついて登校してきた。陸上部の活動を終えて、体がなまったところへ、地域のマラソン大会に出て、甲の骨を疲労骨折したのだった。当時僕らは残酷にもその痛々しい姿を見て笑ったが、あれはたまらかっただろう、と今更ながらの忖度。

  

by nogioh | 2006-12-27 00:54 | Comments(1)