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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 08月 16日 ( 1 )


2012年 08月 16日

JOURNAL

MHKさんが東京から凱旋し、楽しかった様子を伝えるメールも届いていたのだが、日記も更新されている。例年の小島氏の写真の代わりに貼られているのは一緒にライブをやったギターのA先輩夫人のMちゃんの写真だ。ゲストも沢山おられたようで盛況の様子がよく判る。僕も夏バテしてないで頑張らないとな、と思う。
昼間マッサージに行って、日常活動に大いに差し支える息苦しさを緩和し、夜、食材・日用品などを買いにスーパーに行ったついでに、そこから駅に連なる通路に出てしばらく花火を見ていた。どこで上げているのかもわからないし、花火は小さくしか見えないし、日焼けしてやたらと大声を出す阿呆みたいな若者がうじゃうじゃいて不快で落ち着かない。早々に立ち去った。
昔々、子供の頃は地元の祭りが楽しみで、すぐ近くの土手で打ち上げられる花火を見ながら川べりに並んだ露店をうろうろするのが好きだった。やや長じても続き、高校を出た年の夏もそうして僕は友達とトウモロコシか何かを齧りながら露店の明かりの中を歩いていた。花火が終わり、店も仕舞われ人も疎らになって行き、やがて白々しい感じに暗い夜が周りに戻って来る時刻まで僕らは路上で話し込んでいた。その時突然息が苦しくなった。予期せぬ様々な情動が湧き出て胸が塞がれてしまった。侘しさとか虚脱感と共に、凶暴な怒りもそこには含まれていて僕は「帰る」と言って仲間と別れた。一人になって缶ビールを買い、飲みながら長い時間を掛けてぐるぐると闇の中を歩き回った。次第に苦しさは薄らいでいった。重たい虚脱感は残ったが、どこから来たか判然としない怒りは、結局どこにも向かうことなく霧散した。何で急にそんな事になったのかは20年以上たった今もよく判らない。だがはっきりしている事がある。あの18歳の年から、それまでずっと四季の中で一番好きだった夏が、僕は嫌いになったのです。

by nogioh | 2012-08-16 23:54 | Comments(0)