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大野木一彦のJOURNAL・ブルースハープ・ライブ・レッスン情報

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2012年 08月 26日 ( 1 )


2012年 08月 26日

JOURNAL

もう夏も終わり、とこの時期になると昔は言っていた。微かではあれ夕暮れになると網戸越しに吹く風に次の季節の前触れのようなものを感じられたものだった。今は違う。忌まわしい酷暑がいつまでも続く。生命力を誇示してはしゃぐ若者の汗臭い声と、舌打ちしながらだらしなくベンチに座るサラリーマンの扇子の音が一向に町から消えない。そして時折降っては人の暮らしを根こそぎにしてしまう凶暴な大雨。駄目だ、今日も駄目だった。毎朝起きて僕はそう呟いて、暑さに絶望する。その一日に僕の心に湧くかもしれない希望や喜びは、未生の状態で起きた瞬間に潰れ果てる。夏の僕が冬よりも猫背になるのは屍のように不吉な陽光がべったりと背中に張り付いているからだ。

今日はライブ。都雅都雅にて服田洋一郎氏のサポート。メンバーはギターの多田タカシさん、コーヘイさん、浅野さん、大谷さんと僕。特別ゲストはNACOMIさん。彼女のサポートも僕らがやった。的確に音で、こちらに何を求めているかを伝えてくれる人で充実感がある。スリルと一緒に大きな視野に立ってのバランスも大切にしている知的な人だ。そして服田さん。そのステージにはいつも行き先が判らない混沌とした感覚(ぶっつけ本番的な浅い感覚の話ではない)があって、ロックだなあと思う。ブルースだなあでもこの場合ほぼ同じ意味だが、生々しい塊としてロックだと感じる。僕らはその生々しさを損ねずお客さんに伝えなければならない。
洋楽に情感豊かな日本語を乗せて歌う金兵衛楽団、コーラスの女性二人が復活してゴージャスだった叉焼バンドに続いてたっぷり演奏した。
ミュージシャンのみなさん、お疲れ様でした。お店の方、お客様、ありがとうございました。

by nogioh | 2012-08-26 23:45 | Comments(0)